みんな何を比較して選ぶの?つみたてNISA(積立NISA)商品の選び方

2017.12.28

つみたてNISA(積立NISA)

このページをシェアする

みんな何を比較して選ぶの?つみたてNISA(積立NISA)商品の選び方

つみたてNISA(積立NISA)の商品選びに悩みます。どんな点を比較して決めるべきですか?

つみたてNISA(積立NISA)で購入できる投資信託は132本(2017年12月18日時点)。その内訳は以下のとおりです。

  • 国内株式型:36本(インデックス運用30本、アクティブ運用6本)
  • 先進国株式型:20本(インデックス運用19本、アクティブ運用1本)
  • 新興国株式型:11本(インデックス運用11本)
  • 先進国&新興国株式型:7本(インデックス運用6本、アクティブ運用1本)
  • 複合資産(バランス)型:58本(インデックス運用51本、アクティブ運用7本)

この中から好きなものに投資してくださいと言われても、初心者には難しいですよね。ご安心ください。ここでは比較ポイントを4つに絞って、やさしく解説いたします。一緒に見ていきましょう。

つみたてNISA商品比較ポイント①「投資対象」

つみたてNISAは商品ラインアップが充実している口座がおすすめ

まずは「投資対象」を比較しましょう。投資信託は商品ごとに、「株式」「債券」「不動産」等、どの資産に投資しているか、また「国内」「先進国」「新興国」等、どの地域に投資しているかでタイプが分かれます。中には複数の資産・地域にバランスよく投資している複合資産(バランス)というタイプもあります。

つみたてNISAでは、国内株式型、先進国株式型、新興国株式型、複合資産(バランス)型の中から選ぶことになります。期待リターンやリスクの面から見たそれぞれの特徴は次のとおりです。

資産別
株式型は他の資産に比べて期待リターンやリスクが高くなる傾向にある

地域別
新興国>先進国>国内の順で期待リターンやリスクが高くなる傾向にある

よって、ある程度のリスクを許容した上で高いリターンをとりたい方は「新興国株式型」「先進国株式型」「国内株式型」の順、逆にミドルリスク・ミドルリターンで堅実な運用を望まれる方は「複合資産(バランス)型」がおすすめと言えるでしょう。

つみたてNISA商品比較ポイント②「運用手法」

どの資産クラスに積み立てるかを決めたら、次に「運用手法」を比較しましょう。運用手法には「インデックス運用」と「アクティブ運用」の2種類あります。

インデックス運用とは、「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数)」、米国株式の指数である「S&P500」などのような代表的な指数(インデックス)と同じ値動きを目指して運用するものをいいます。対してアクティブ運用とは、その指数の値動きを上回ることを目指して運用するものをいいます。それぞれの特徴は次のとおりです。

インデックス運用
・指数に連動するので、値動きがイメージしやすい
・アクティブ運用と比べて手数料が安い

アクティブ運用
・リスク・リターンはファンドマネジャーの腕次第
・インデックス運用と比べて手数料が高い(ファンドマネジャー報酬等)

アクティブ運用は、「この人ならお金を託せる!」とファンドマネジャーを目利きする必要があります。これから投資を始めようと思っている初心者の人は、まずはインデックス運用を選ぶのがよいでしょう。

つみたてNISA商品比較ポイント③「手数料」

どの資産クラス、どの運用手法で積み立てるかを決めたら、手数料を比較しましょう。特にインデックス運用の場合、同じ指数に連動することを目的としているならば、手数料が安い方が断然お得です。例えば、国内株式・インデックスのTOPIX連動タイプは11本あり、それぞれの手数料は以下のとおりです(2017年12月18日時点)。

ファンドの名称 信託報酬
(年率・%、税込)
信託財産留保額
(%、税込)
eMAXIS Slim 国内株式インデックス 0.17172% 0
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 0.17280% 0
iFree TOPIXインデックス 0.18360% 0
Smart-i TOPIXインデックス 0.18360% 0
たわらノーロード TOPIX 0.19440%
(※)
0
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド 0.19440% 0
つみたて日本株式(TOPIX) 0.19440% 0
SMT TOPIXインデックス・オープン 0.39960% 0.05%
野村インデックスファンド・TOPIX 0.43200% 0
eMAXIS TOPIXインデックス 0.43200% 0
ニッセイTOPIXオープン 0.54000% 0.30%

※2017年12月30日以降は0.18360%に変更。

ここで、投資信託にかかる手数料についてご説明します。信託報酬とは、投資信託を持っている間ずっとかかる、“運用の手間賃”的な手数料です。信託財産留保額とは、投資信託を解約・売却する際にかかる手数料です。

よく考えてみてください。いずれもTOPIXという同じ指標に連動することを目的とした商品です。ならば手数料は安いに越したことはありません。

ただし、アクティブ運用の場合、手数料が安いからといってその商品が良いとは一概には言えません。アクティブ運用の手数料には、運用担当者が個別の企業や市場を調査・分析する際のリサーチコストやファンドマネジャーの報酬などが含まれています。もしそういった費用を減らせば、運用成績の低下をもたらす可能性もあるので、必ずしも「手数料が安い=良い商品」とはならないのです。

つみたてNISA商品比較ポイント④「純資産総額やトータルリターン」

金融庁が定める厳しい条件をクリアしている、つみたてNISAの対象商品ではありますが、より安心して投資・運用に臨みたいなら、「純資産総額」や「トータルリターン」もしっかり比較して選ぶとよいでしょう。

純資産総額とは、投資信託に組み入れられている株式や債券などの時価総額のことです。多くの投資家からたくさん資金が集まれば、純資産総額は大きくなります。純資産総額が少ないと投資信託は安定した運用が難しくなるので、「他と比較して純資産総額は大きいか?」「順調に増えているか?」を確認するとよいでしょう。

また、過去の運用成績が将来にわたって約束されるわけではありませんが、過去3年、5年、10年のトータルリターンが安定的に獲得できているかどうかも確認するとよいでしょう。

つみたてNISA(積立NISA)の投資信託は、1本に絞る必要はありません。複数の投資信託に分散投資するのもひとつの方法です。もし複数の投資信託に分散して積み立てるのであれば、例えば国内株式型と先進国株式型、国内株式型と複合資産(バランス)型というように、異なるタイプを組み合わせることをおすすめします。

このページをシェアする

qa

つみたてNISA(積立NISA)に関するQ&A