はじめて買う株の選び方─みんなが欲しがる成長株・割安株を探す方法

2018.10.25

株式

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はじめて買う株の選び方─みんなが欲しがる成長株・割安株を探す方法

どの株を買ってよいか悩みます。みなさんどう選んでいるのでしょう?おすすめの銘柄の選び方はありますか?

どの株を買うかは、株をやるうえでもっとも重要なことです。すべての投資家が「値上がりする株を買いたい」と思っています。そして、実際に株式投資で成功している人は、値上がりする株を選ぶコツを理解し、それを確実に実行しています。いったい、どのような方法なのでしょうか。わかりやすく解説します。

株価が上がるのは、みんながその株を欲しがるから

銘柄選びのコツの前に、まずはどんな株が値上がりしやすいかを考えてみましょう。株取引はオークションのようなものです。今の株価が100円のところ、「150円でも欲しい!」「こっちは200円だ!」という人がいれば、株価は上がっていきます。つまり、「値上がりしやすい株=みんなが欲しがる株」ということになります。

では、みんなが欲しがる株とは、どのような株でしょう?

成長株と割安株

一つめは「成長株」です。成長株とは、業績が右肩上がりで今後ますますの成長が期待できそうな会社の株のことです。「店が繁盛していて、店舗数をどんどん増やしている会社」や「今後ますます必要とされる事業をしている会社」などが該当します。ちなみに、成長株のことをグロース株とも呼びます。

二つめが「割安株」です。割安株とは、業績がいいのに何らかの理由で投資家に注目されず、本来の価値に比べて株価が安い会社の株のことです。今はだれも欲しがらないけど、本来の価値に気づいたとたん、みんなが欲しがりはじめます。なお、割安株のことをバリュー株とも呼びます。

では、どうすれば成長株や割安株を見つけることができるのでしょうか。ここからはその方法や注意点を解説していきます。

成長株(グロース株)の見つけ方

成長株は、日常生活の中でのトレンド察知や、その会社の業績からチェックすることができます。

1日常生活の中のちょっとした気づきから「成長株」を見つける

あなたは、投資家としては初心者かもしれませんが、消費者としての目は肥えているはず。この消費者感覚こそが、成長株探しでは大きな武器になります。

たとえば、衣料品通販サイト「ZOZOタウン」を運営する(株)ZOZOの株価は、2009年1月には100円前後でしたが、2018年7月には4875円まで上がっています。この10年で48倍になった計算です。この間のどこかで、「ZOZOタウンって買い物しやすいな」とか、「宅急便の荷物にZOZOタウンの箱がどんどん増えている」ということに気づいた人なら、「この会社は伸びそうだ。株を買おう」と考えられたのではないでしょうか。

このように、成長株探しのヒントは、日常生活の中から見つけることができるのです。

2会社の売上・純利益から「成長株」を見つける

成長している会社は、売上げや利益がどんどん伸びています。日常生活のなかで気になる会社があったら、四季報オンラインなどで、売上高と純利益を確認しましょう。

会社の売上・純利益から「成長株」を見つける

売上高が伸びているのは、その会社の商品やサービスを利用する人が増えているからにほかなりません。また、純利益が伸びているのは、その会社が儲かっているという証です。どちらか一方ではなく、両方が伸びている「増収増益」の銘柄を選ぶことがポイントです。

ちなみに、先ほど例に挙げた(株)ZOZOの業績がこちらです。なんとなく「儲かっていそうだな」と感じていた人も多いと思いますが、売上高も純利益もキレイな右肩上がりです。

(株)ZOZOの業績

    売上高 当期純利益
税金などを差し引いて最終的に手元に残る利益
実績 平成26年3月期 38,580 7,797
平成27年3月期 41,182 8,999
平成28年3月期 54,422 11,988
平成29年3月期 76,393 17,035
平成30年3月期 98,432 20,156
業績予想 平成31年3月期 147,000 28,000

(単位:百万円)

売上高と純利益が順調に伸び続けてきた。会社は、「今期も業績が伸びる」と予想。

割安株(バリュー株)の見つけ方

割安株を探すには、PER(株価収益率)や、PBR(株価純資産倍率)という指標が便利です。

PER(株価収益率)から「割安株」を見つける

PER(株価収益率)とは、株価が1株あたりの利益の何倍かを表す指標です。計算式は以下のとおりです。

PER(株価収益率)
=現在の株価÷1株あたりの利益

たとえば、1株あたりの利益が10円のA社と、100円のB社があるとします。株価はどちらも1000円だとすると、あなたはどちらの会社に割安感を感じますか? もちろん、より多く稼いでくれるB社ですよね。これがPERです。前述した計算式に当てはめると、このようになります。

A社
株価1000円÷1株あたりの利益10円=PER100倍
B社
株価1000円÷1株あたりの利益100円=PER10倍

ここまでの説明でお分かりのとおり、PERは低いほうがお得です。目安としては15倍ならば標準、10倍以下ならかなり割安とされています。業種によっても偏りがあるので、同じ業種の会社との比較も大切です。

PER(株価収益率)は、株価が1株あたりの利益の何倍かを表す

PBR(株価純資産倍率)から「割安株」を見つける

PBR(株価純資産倍率)も考え方は同じです。こちらは、株価が1株あたりの純資産の何倍かを表しています。計算式は以下のとおりです。

PBR(株価純資産倍率)
=現在の株価÷1株あたりの純資産

たとえば、1株あたりの純資産が100円のA社と、1000円のB社があるとします。株価はどちらも1000円だとすると、あなたはどちらの会社に割安感を感じますか? もちろん、純資産をたくさん持っているB社ですよね。これがPBRです。前述した計算式に当てはめると、このようになります。

A社
株価1000円÷1株あたりの純資産100円=PBR10倍
B社
株価1000円÷1株あたりの純資産1000円=PBR1倍

PBRも低い方がお得です。1倍で等価、つまり何らかの理由で会社が解散した場合に、理論上は投資した金額がまるまる戻ってくる計算になります

PBR(株価純資産倍率)は、株価が1株あたりの純資産の何倍かを表す

よくわからない銘柄には手を出さない方がよい

ここまで、成長株と割安株の見つけ方について解説しました。この二つは銘柄選びの基本です。実際に株式投資で成功している人たちは、この基本を押さえて投資しています。

ただし、初心者のうちから業績や指標だけを見て投資先を決めることは、あまりおすすめしません。なぜなら、どんなビジネスで利益を上げている会社かわからないのであれば、「成長性があるか?」「割安か?」なんて判断つかないからです。

たとえば、「何をしている会社かわからないけど、増収増益だから成長株だ」と投資したのに、実は商品やサービスの人気が一時的なもので、すでに頭打ちになっていた、とか。「PERもPBRも割安だ」と投資したのに、実は業界が斜陽の一途でいつまで待っても振り向いてもらえない、とか。わからない銘柄に手を出すと、このようなリスクが付き物です。

成長株だろうと割安株だろうと、まずは自分がよく知っているビジネスや会社を選ぶことが大切です。わからない銘柄には手を出さずに、得意分野で勝負して、勝てる投資家を目指しましょう。

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