どう買う?いくら必要?取引時間は?初心者の為の株のやり方・始め方

※このページはプロモーションを含みます

2018.10.19

株式

このページをシェアする

どう買う?いくら必要?取引時間は?初心者の為の株のやり方・始め方

株を始めたいのですが超初心者で何から手をつけていいやら…。やり方を教えてください!

株を始めてみたいけれど、やり方が全然わからないという人もいるでしょう。ここでは、株を始めるときに必要な4つのステップについて、わかりやすく説明します。

STEP1証券会社に口座を開く

株取引を始めるには、証券会社に口座を開設する必要があります。「口座なら銀行にあるけど…」と思うかもしれませんが、銀行の口座では株を取引することはできません。

「証券会社といってもたくさんあって、どこを選べばいいやら…」という人もいるでしょう。オススメはインターネット専業証券(ネット証券)の大手企業。というのも、株の売買には手数料がかかるのですが、大手ネット証券はこの手数料を安く設定しているからです。

しかも、ネット証券なら、PCやスマホで24時間いつでも口座開設の手続きができます

初心者へのオススメは、ネット証券の大手企業

証券会社のホームページ上にある取引口座申込書に必要事項を入力、「運転免許証などの本人確認書類」と「マイナンバーカード(もしくはマイナンバー通知カード)」をパシャっと撮影して送信すると、指定した住所に口座開設資料が届きます。あとは、記載事項を確認するとともに、必要事項を記入して返送すれば手続きは完了。各証券会社によって異なりますが、概ね申込みから数日~1週間程度で口座を開設できます。

初心者は「特定口座 源泉徴収あり」を選ぼう

証券口座には、「一般口座」「特定口座(源泉徴収なし)」「特定口座(源泉徴収あり)」の3種類があり、初心者はどれを選べばよいか迷いがちです。この3種類は、それぞれ株の利益に対する税金の申告と支払いの仕方が異なります。

  • 一般口座=自分で税金を計算して確定申告し、税金を支払います。
  • 特定口座(源泉徴収なし)=証券会社が1年間の売買の損益を計算してくれますが、確定申告や納税は自分で行います。
  • 特定口座(源泉徴収あり)=証券会社が売買損益を計算し、税金を源泉徴収して納めてくれます。

株の初心者は迷わず、面倒な手間暇を省ける「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶのがいいでしょう。

初心者は「特定口座 源泉徴収あり」を選ぼう

STEP2証券口座に入金する

株を売買するには、お金が必要です。口座開設手続き完了のお知らせが届いたら、さっそく証券口座に投資資金を入金しましょう。忙しい人は銀行窓口に行かずとも、インターネットバンキングやATMでも入金可能です。

なかには、「始めにいくら入金するか」で迷う人もいるでしょう。銘柄にもよりますが、株は意外と高くはありません。東京証券取引所や大阪取引所などに上場する3628銘柄のうち、5万円以下で買えるのが445銘柄、10万円以下なら1200銘柄もあるのです(2018年10月17日現在)。

最初から背伸びをせず、まずは無理のない金額を入金するようにしましょう。

STEP3買いたい銘柄を選ぶ

株を買う準備が整ったら、いよいよ銘柄選び! あなたが投資家デビューの第一歩を踏み出すときです。初心者が初めて買う株は、自分にとって馴染みがあり、かつ無理のない金額で買える銘柄を選ぶのがいいでしょう。

ちなみに、株は通常、最低100株単位からでないと売買できないというルールがあります。証券会社の注文画面などであなたが目にする株価は、その銘柄の1株の価格。たとえば、株価が100円なら、100円×100株=1万円が必要になることを覚えておきましょう。

STEP4株を買う/売る

欲しい銘柄が見つかったら、さっそく注文を出して、株を買ってみましょう。

株を買うときには、「銘柄」「購入株数」「注文方法」を指定して買い注文を出します。注文方法には、「成行(なりゆき)注文」と「指値(さしね)注文」の2種類があります。

買い注文の場合、「成行」だと注文を受け付けた時点の株価で買うことができて、「指値」だと希望した価格以下になったときに買うことができる

「成行注文」とは、注文を受け付けた時点の株価で買うことができる方法です。注文さえ出せばほぼ確実に買える反面、注文を確定させる前のほんのわずかな時間でババっと株価が上がってしまい、想定外の高い価格で買ってしまうリスクもあります。

これに対し「指値注文」は、買いたい価格を指定して注文を出す方法です。あなたが指定した価格以下にならないと注文が成立しないため、希望した価格で買うことができます。ただ、なかなか指定以下の価格にならず、購入するチャンスを逃す可能性もあるのが悩ましいところです。

売る場合も、「銘柄」「購入株数」「注文方法」を決めて、売り注文を出せばOKです。「成行注文」であれば、その時点で一番高い価格の買い注文に対応して注文が成立します。「指値注文」の場合には、株価が指定した価格以上になると売ることができます。

売り注文の場合、「成行」だと注文を受け付けた時点の株価で売ることができて、「指値」だと希望した価格以上になったときに売ることができる

株が取引できる時間は決まっている

あなたの職場に営業時間があるように、株も取引できる時間が決まっています

株を取引できるのは、土日、祝日、12月31日、年始3日間を除く、午前9時~午前11時30分(これを前場と呼ぶ)と、午後0時30分~午後3時(これを後場と呼ぶ)の1日2回。ちなみに、株を取引できる時間を「立会時間」と呼びます。

株を取引できるのは、土日、祝日、12月31日、年始3日間を除く、午前9時~午前11時30分(これを前場と呼ぶ)と、午後0時30分~午後3時(これを後場と呼ぶ)の1日2回。

実際に売買できるのは立会時間に限られますが、ネット証券の場合には、24時間いつでも注文を出すことが可能です(メンテナンスなどの時間を除く)。

株のやり方・始め方をおさらいしよう

ここまで、株のやり方・始め方をとてもシンプルに解説しました。「株って意外と簡単に始められそう!」と思っていただけたのではないでしょうか。あらためて手順をおさらいしましょう。

なお、たあんとでは、株取引に関するQ&Aを数多く取り揃えています。始め方についてもっと詳しく知りたいことがあれば、そちらもあわせてご活用ください。何事も千里の道も一歩から。これからもあなたの投資家デビューを全力で応援します。

今回、回答いただいたのは
マネーライター・大山弘子さん

大山弘子さん

ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士

大手旅行代理店勤務後、ソニー創業者の井深大氏が設立した財団法人幼児開発協会での研究企画などの業務に従事。その後、教育専門誌編集記者を経てフリーに。現在、ビジネス誌、マネー誌などで経済、マネー、人材の評価・育成に関する記事を中心に執筆。得意分野は新興国の経済および金融。

このページをシェアする