【画像で解説】iDeCo(イデコ)の年末調整・確定申告の書き方

2018.11.12更新
(2017.10.02公開)

iDeCo(イデコ)

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【画像で解説】iDeCo(イデコ)の年末調整・確定申告の書き方

iDeCo(イデコ)の年末調整・確定申告の書き方と、必要な添付書類を教えてください!

※掲載内容を最新情報にアップデートしました(2018/11/12)

iDeCo(イデコ)のメリットでご説明した通り、iDeCoで積み立ててきた掛け金は全額所得控除され、税金が戻ってきます。しかし、ここで注意したいのが、「何もしなくても税金が戻ってくるわけではない」ということです。税金を取り戻すためには、「年末調整」や「確定申告」という、きちんとした手続きが必要なのです。

初めての方は、「年末調整」や「確定申告」の書き方と必要な添付書類に戸惑いがちですが、決して難しくはありません。具体的にどのような手続きを行えばよいのか、いっしょに見ていきましょう。

年末調整の手続き(会社員・公務員の場合)

iDeCo(イデコ)の掛け金を払っている会社員や公務員は「年末調整」を行うことで、税金を取り戻すことができます

①「小規模企業共済等掛金払込証明書」を受け取り、保管する

まず、iDeCoの掛け金を月払いにしている場合、毎年10~11月頃になると、iDeCoを統括する国民年金基金連合会から「小規模企業共済等掛金払込証明書」という書類が届きます。これは、iDeCoの加入者が1年間トータルで払った掛け金(12月末までに払い込む予定額も含む)を証明する書類です。税金に関する手続きを行ううえで非常に大事なものなので、失くさないように保管してください。

【注】ただし、iDeCoの掛け金を給与天引きしている会社員や公務員の場合、そもそもこの証明書は発行されず、年末調整の手続き自体が不要となります。

10月以降にiDeCoの初回の掛け金を払い込んだ場合は、確定申告の手続きを!

なお、iDeCoの加入が遅れて、10月以降にiDeCoの初回の掛け金を払い込んだ場合は、小規模企業共済等掛金払込証明書の送付は翌年の1月末頃にまで延びます。

この場合、掛け金の所得控除を受けるためには、年末調整では間に合いませんので、確定申告の手続きを行う必要があります。

「年単位拠出」を選択した場合、確定申告をしなければならないケースも!

また、iDeCoの掛け金の払い込みで「年単位拠出」を選択したときも注意が必要です。

月払い以外の方法で掛け金を払い込んだ場合、1年のうち1~9月の間に1回でも掛け金を払い込んでいれば、10~11月頃に小規模企業共済等掛金払込証明書が届きますので、手続きは年末調整だけで済みます。

しかし、10~12月の間にしか掛け金を払い込んでいない場合は、翌年の1月末頃まで小規模企業共済等掛金払込証明書の送付が遅れてしまいますので、確定申告を行う必要があります。特に払い込む回数を年1回にしている場合は、払い込む月が1年の最後の月である12月となっているので、例外なく確定申告が必要となります。

確定申告の手続きの詳細については下記リンクをご参照ください。
3. 確定申告の手続き(年末調整をしそびれた会社員・公務員の場合など)

②年末調整の書類に必要事項を書く

次に、同じ11月頃に勤務先から、「給与所得者の保険料控除申告書」という、年末調整を行うための書類をもらい、必要事項を記入します。以下、iDeCoの掛け金に限って年末調整の書類の書き方をご説明します。

iDeCo(イデコ)年末調整の書き方

【給与所得者の保険料控除申告書】

書類の右下部分に「小規模企業共済等掛金控除」の「確定拠出年金法に規定する個人型年金加入者掛金」と書かれている箇所があります。その右側の空欄と、「合計(控除額)」の欄に、その年のiDeCoで払った掛け金の総額を記入します。

給与所得者の保険料控除申告書

③年末調整の書類を勤務先に提出して終了

その後、保管していた小規模企業共済等掛金払込証明書を添付して、記入した書類を勤務先に提出します。

iDeCoに関する年末調整の手続きはこれでおしまいです。あとは12月の給与受け取り時にその年の所得税が還付され、翌年度の住民税が安くなるのを待つだけです。

確定申告の手続き(自営業者の場合)

自営業者の場合は、iDeCoで払った掛け金を「確定申告」を行って税金を取り戻すことができます

①「小規模企業共済等掛金払込証明書」を受け取り、保管する

国民年金基金連合会から「小規模企業共済等掛金払込証明書」が届きますので、これを大切に保管しておきます。

②確定申告書Bに必要事項を書く

「確定申告書B」を取り寄せて、必要事項を記入します。以下、iDeCoの掛け金に限って確定申告書Bの書き方をご説明します。

iDeCo(イデコ)確定申告書Bの書き方

【確定申告書B・第一表】

(1)確定申告書B・第一表の左下部分にある「小規模企業共済等掛金控除⑬」の右側の空欄に、その年のiDeCoで払った掛け金の総額を記入します。

確定申告書B・第一表の書き方

【確定申告書B・第二表】

(2)確定申告書B・第二表の右上部分にある「⑬小規模企業共済等掛金控除」で、「掛金の種類」の欄に「個人型確定拠出年金」と記入します。

(3)さらに「支払掛金」の欄と「合計」の欄に、その年のiDeCoで払った掛け金の総額を記入します。

確定申告書B・第二表の書き方

③確定申告書Bを税務署に提出して終了

申告期限内(2月16日~3月15日)に、小規模企業共済等掛金払込証明書を添付して、確定申告書Bを税務署に提出します。

手続きはこれで終了です。所得税の還付金はだいたい4~5月頃に指定の口座に振り込まれ、その後、翌年度の住民税が軽くなります。

確定申告の手続き(年末調整をしそびれた会社員・公務員の場合など)

年末調整をしそびれてしまったり、小規模企業共済等掛金払込証明書が届いたのが翌年の1月末頃以降となった会社員や公務員の場合でも、確定申告で税金を取り戻すことができます

①「小規模企業共済等掛金払込証明書」を受け取り、保管する

国民年金基金連合会から「小規模企業共済等掛金払込証明書」が届きますので、これを大切に保管しておきます。

②確定申告書Aに必要事項を書く

「確定申告書A」を取り寄せて、必要事項を記入します。以下、iDeCoの掛け金に限って確定申告書Aの書き方をご説明します。

iDeCo(イデコ)確定申告書Aの書き方

【確定申告書A・第一表】

(1)確定申告書A・第一表の左中部分にある「小規模企業共済等掛金控除⑦」の右側の空欄に、その年のiDeCoで払った掛け金の総額を記入します。

確定申告書A・第一表の書き方

【確定申告書A・第二表】

(2)確定申告書A・第二表の右上部分にある「⑦小規模企業共済等掛金控除」で、「掛金の種類」の欄に「個人型確定拠出年金」と記入します。

(3)「支払掛金」の欄と「合計」の欄に、その年のiDeCoで払った掛け金の総額を記入します。

確定申告書A・第二表の書き方

③確定申告書Aを税務署に提出して終了

申告期限内(2月16日~3月15日)に、小規模企業共済等掛金払込証明書と源泉徴収票を添付して、確定申告書Aを税務署に提出します。

手続きはこれで終了です。所得税の還付金はだいたい4~5月頃に指定の口座に振り込まれ、その後、翌年度の住民税が軽くなります。

ちょっと手間がかかるところもあるかもしれませんが、せっかく税金が戻ってくるチャンスなので、その手間を惜しんではいけません。時期が来たら、粛々と手続きを済ませてしまいましょう。

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