【2024年】純金積立でおすすめの金融機関3選!おすすめ理由もわかりやすく解説

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2024.07.23更新
(2023.04.28公開)

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【2024年】純金積立でおすすめの金融機関3選!おすすめ理由もわかりやすく解説

※掲載内容を最新情報にアップデートしました(2024/7/23)

コロナショックやウクライナショックなど様々な不安要素の影響から、近年、安全資産である金の価格が急騰しています。新聞やテレビで目にする機会が増えたことで、「これを機に純金積立を始めたい」という方も多くいらっしゃるようです。

そこで今回は、純金積立をするのにおすすめの金融機関とその理由について、わかりやすく解説します。これから純金積立を始めようという方は、ぜひ参考にしてください。

純金積立の金融機関はこの3点を比較しよう

純金積立でおすすめの金融機関ランキングを発表する前に、まずは金融機関の選び方について触れておきましょう。

純金積立で利用する金融機関は、①コスト、②保管方法、③現物引出しの3つを比較することが大切です。ひとつずつ解説します。

純金積立の金融機関3つの比較ポイント

1.コスト

まずは各社のコストをチェックしましょう。純金積立にかかるコストは主に「年会費」「購入手数料」「スプレッド」の3種類あります。

年会費

純金積立サービスを利用するための費用で、文字通り1年に1回発生します。金融機関によっては年会費が掛からないところもあります。

購入手数料

金を購入する際に掛かる手数料で、通常は「購入金額×○%」という形で発生します。

スプレッド

買値と売値の差額のことで、通常は「金1gあたり○円」という形で設定されています。たとえばスプレッドが100円の場合、金1gあたりの買値が1万円なら売値は9900円になります。つまり、あなたが購入した瞬間からマイナス100円のスタートになるので、この100円は実質1gあたりの購入に掛かったコストになるわけです。

各コストの詳細が分かったところで、さっそく純金積立ができる主な金融機関のコストを比較してみましょう。

※表を横スクロールすると全体を確認できます

  年会費 購入手数料 スプレッド(g)
証券会社 KOYO証券 1500円 0.00% 66円
楽天証券 0円 1.65% 78円
SBI証券 0円 1.65% 90円
マネックス
証券
0円 1.65% 111円
銀行 住信SBI
ネット銀行
0円 2.50% 136円
貴金属・
地金会社
田中貴金属 1100円 月3000円~2万9000円=2.50%
月3万円~4万9000円=2.00%
月5万円以上=1.50%
137円
三菱マテリ
アル
880円 月1万円未満=3.10%
月1万円以上=2.60%
136円

※2024年7月9日時点

これだとトータルでどこが安いのかさっぱり分からないですね。なので、毎月の積立額ごとに掛かる年間コスト目安を算出して比較します。

※表を横スクロールすると全体を確認できます

  月5000円 月1万円 月2万円 月3万円
証券会社 KOYO証券 1896円 2292円 3084円 3876円
楽天証券 1458円 2916円 5832円 8748円
SBI証券 1530円 3060円 6120円 9180円
マネックス
証券
1656円 3312円 6624円 9936円
銀行 住信SBI
ネット銀行
2316円 4632円 9264円 1万3896円
貴金属・
地金会社
田中貴金属 3422円 5744円 1万388円 1万3232円
三菱マテリアル 3556円 5632円 1万384円 1万5136円

※2024年7月9日時点(金価格1g1万円で算出)

はい、これならパッと見てどこが安いのか分かりますね。貴金属・地金会社に比べると、証券会社のコストは明らかに割安となっています。

ただし、このコスト差には理由があります。それが次に比較する純金の「保管方法」です。

2.保管方法

純金積立で購入した金は、売却もしくは金地金(ゴールドバー)として引き出すまで購入した金融機関で保管してもらうことになりますが、保管方法には「消費寄託」と「特定保管」の2種類あります。

消費寄託

預けている間の金の所有者が金融機関に移り、購入者はその返還請求権を持つという形式です。この場合、金融機関は預かっている金を運用できることになるので、その分だけ購入者のコスト負担が軽くなるという特徴があります。半面、金の所有者が金融機関に移るわけですから、万が一その金融機関が破綻した場合、預けている金が全量戻らない可能性があります。

特定保管

預けている間も金の所有者は購入者の名義のまま保管されます。金融機関が保管中の金を運用することができないのでその分だけ購入者の負担コストが増える傾向がありますが、万が一預け先の金融機関が倒産した場合でも、預けている金は必ず全量返還されます。

つまり、万が一金融機関が破綻した場合を考えると、「特定保管」が断然安心というわけです。そして、先に挙げた7社の保管方法はこのようになっています。

  保管方法
証券会社 KOYO証券 消費寄託
楽天証券 消費寄託
(特定保管と同じように
資産保全される)
SBI証券 特定保管
マネックス
証券
消費寄託
銀行 住信SBI
ネット銀行
消費寄託
貴金属・
地金会社
田中貴金属 特定保管
三菱マテリ
アル
特定保管
(別途保管料が必要)

※2024年7月9日時点

勘の良い方なら、もうお気づきですよね?

そうです。貴金属・地金会社のコストが割高だったのは、「特定保管」してくれるからなんです。

ただし、証券会社のなかでもSBI証券だけは特定保管してくれて、コストは貴金属・地金会社に比べてかなり安いです。また、楽天証券は消費寄託ですが、預かっている金と同等の価値の現金を別途管理することで、万が一破綻した場合も全額返還してくれます。

したがってコストと保管方法のバランスを考えると、SBI証券、楽天証券の2社が抜けて良いと言えるでしょう。

コスト&保管方法からはSBI証券・楽天証券がおすすめ

3.現物引出し

積み立てた金をゴールドバーなどの現物にして引き出したい人は、各社の最低引出し量も確認しておきましょう。

  最低引出し量
証券会社 KOYO証券 100g
楽天証券 100g
SBI証券 1000g
マネックス
証券
100g
銀行 住信SBI
ネット銀行
不可
貴金属・
地金会社
田中貴金属 5g
三菱マテリアル 5g

※2024年7月9日時点

引出しやすいのは5gから可能な貴金属・地金会社2社です。逆にSBI証券は1000gからなので、1g=1万円で換算すると1000万円分の金が必要になります。なかなかハードルが高いですよね。

このように、最低引出し量も各社で異なるので、引出しをお考えの方はしっかり比較しましょう。ただし、各社とも現物引出しには数千円からの手数料が掛かるので、資産を増やすことが目的なら現物化せず売り時を待つほうが得策です。

現物引出し希望なら最低引出し量も要チェック

確定申告が面倒な人には「純金投資信託」がおすすめ

純金積立で得た利益は「総合課税の譲渡所得」とみなされ、他の譲渡所得との合計額が50万円を超えた場合、確定申告をする必要があります。

「わざわざそれだけのために確定申告するのは面倒だな…」という人は、「純金投資信託」を通じて金を購入する方法を検討してはいかがでしょう?

投資信託とは、あなたに代わってファンドマネージャーが株や債券などに投資してくれる金融商品ですが、なかには金に投資してくれるものもあります。それが「純金投資信託」です。

金に投資するわけですから、値動きも金の現物価格にほぼ連動します。つまり、実質的に金に投資するのと同じ投資効果が得られるわけです。それでいて、投資信託の利益にかかる税金は「分離課税」扱いなので、特定口座(源泉徴収あり)or新NISA口座のいずれかで購入していれば確定申告の必要がありません。

⾦の現物価格と純⾦投資信託の価格の値動きはほぼ同じだね

※現物価格は楽天証券の積立価格、純金投資信託価格はゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)の基準価額を参照

⾦の現物価格と純⾦投資信託の価格の値動きはほぼ同じだね

※現物価格は楽天証券の積立価格、純金投資信託価格はゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)の基準価額を参照

「投資信託って、万が一金融機関が倒産したらどうなるの?」と思われた方、ご安心ください。仕組み上、投資信託に預けたお金は必ず全額守られます。「純金投資信託は現物引出しできるの?」と思われた方、残念ながらそれはできません。しかし、前述のとおり資産を増やすことが目的であれば、現物引出しできないことは決してデメリットではありません。

というわけで、「純金積立はしたいけど確定申告は面倒だ」という人は純金投資信託の活用をご一考ください。

●純金投資信託に積立できるのはこの3社
  純金投資信託
証券会社 KOYO証券 ×
楽天証券
SBI証券
マネックス
証券
銀行 住信SBI
ネット銀行
×
貴金属・
地金会社
田中貴金属 ×
三菱マテリアル ×

※2024年7月9日時点

純金積立でおすすめの金融機関ランキング2024

ここからは様々な条件を比較してわかった「純金積立でおすすめの金融機関ランキング」を発表します。

各社の特徴も詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1位 楽天証券

※表を横スクロールすると全体を確認できます

  年会費 購入
手数料
スプレッド
(g)
保管方法 現物引出し
最低量
純金
投資信託
楽天証券 0円 1.65% 78円 消費寄託
(特定保管と同じように
資産保全される)
100g

〇 コストと保管方法のバランス最強!

楽天証券の純金積立は、万が一、楽天証券が破綻した場合でも預けている純金を全額返還してくれます。それでいてコストは業界最安水準。しかも、積立購入に楽天カードを使うと積立金額の0.5%分の楽天ポイントが貯まるメリットまであります。はっきり言って「純金積立コスパ最強」です。

〇 確定申告したくない人も安心!

楽天証券では、金価格とほぼ同じ値動きをする「純金投資信託」に投資することができます。特定口座(源泉徴収あり)or新NISA口座でこれに積み立てれば、どれだけ利益がでても確定申告の必要がありません。

〇 楽天ポイントが貯まる・使える!

楽天証券では、各種取引で楽天ポイントが貯まる・使えるサービスを提供しています。ネット通販サイト「楽天市場」で貯めたポイントを使って、株や投資信託を買うことも可能です。日頃から楽天経済圏を利用している方には、超便利なネット証券でしょう。

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2位 SBI証券

※表を横スクロールすると全体を確認できます

  年会費 購入
手数料
スプレッド
(g)
保管方法 現物引出し
最低量
純金
投資信託
SBI証券 0円 1.65% 90円 特定保管 1000g

〇 このコストで特定保管は神!

SBI証券はお客様から預かる金を「特定保管」で保管してくれます。したがって万が一、SBI証券が破綻した場合でも、預けた金は全量返還してもらえます。ここまでの低コストで特定保管してくれるのは他にありません。

〇 現物引出しはハードル高い…

SBI証券の金の現物引出しは1000gからとなっています。1g=1万円で換算すると、1000万円分の金を保有しないとゴールドバーなどの現物に換えることができません。かなりハードルが高いので、「ゆくゆくは現物にして引き出したい」という方は注意が必要です。

〇 確定申告したくない人も安心!

SBI証券では、金価格とほぼ同じ値動きをする「純金投資信託」に投資することができます。特定口座(源泉徴収あり)or新NISA口座でこれに積み立てれば、どれだけ利益がでても確定申告の必要がありません。

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3位 マネックス証券

※表を横スクロールすると全体を確認できます

  年会費 購入
手数料
スプレッド
(g)
保管方法 現物引出し
最低量
純金
投資信託
マネックス証券 0円 1.65% 111円 消費寄託 100g

〇 確定申告したくないドコモユーザーに超おすすめ!

楽天証券、SBI証券と比べて純金積立サービスの内容は見劣りしますが、「純金投資信託」に投資するのであればマネックス証券はおすすめ!とくにドコモユーザーには超おすすめです!

理由のひとつはクレカ積立。ドコモ利用料金のお支払いに使ってお得な「dカード」で投資信託に積立ができて、ポイント還元率は最大1.1%。毎月5万円の積立なら、年間6600円分のポイントが貯まります。

ふたつ目は投信保有ポイント。投資信託を保有しているだけで保有残高に応じたポイントが貯まるお得なサービスで、これもdポイントで還元されます(2024年秋予定、それまではマネックスポイント還元)。

あなたがドコモユーザーで、かつ「できれば確定申告はしたくない」というのであれば、マネックス証券はどこよりも強い味方になるでしょう。

〇 dポイント最大4000円分を進呈!

マネックス証券では「マネックスでNISAデビューキャンペーン」を開催中。期間中にクイズに正解して、総合口座・NISA口座開設&総合口座へ1万円以上入金&dポイントクラブ会員情報登録で、最大4000円相当のdポイントがもらえます!口座開設なら今がお得です!(2024年9月末迄)

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まとめ

ここまで純金積立でおすすめの金融機関について解説してきました。いま一度、ランキングを振り返ってみましょう。

※表を横スクロールすると全体を確認できます

  年会費 購入
手数料
スプレッド
(g)
保管方法 現物引出し
最低量
純金
投資信託
楽天証券 0円 1.65% 78円 消費寄託
(特定保管と同じように
資産保全される)
100g
SBI証券 0円 1.65% 90円 特定保管 1000g
マネックス証券 0円 1.65% 111円 消費寄託 100g

※2024年7月9日時点

ランキングの選定にあたっては、次のポイントを比較しました。

なお、純金積立の金融機関は途中で変更することも可能です。ただし、積み立てた金を移動させることはできないので、資産の管理が煩雑になってしまいます。また、旧金融機関が年会費有料の場合、完全に口座を解約するまでコストが掛かり続けてしまうデメリットもあります。

後々に後悔しないためにも、この記事を参考にはじめからあなたにピッタリの金融機関を選んで純金積立をスタートしてくださいね。

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