クレジットカードにはどんな種類がある?賢い選び方は?やさしく解説
クレジットカードの種類とその違いがよく分かりません。みなさんどう選んでいるのでしょう?
※掲載内容を最新情報にアップデートしました(2020/11/4)
クレジットカードの種類とその違いがよく分からないという人はけっこういます。あやふやなままだと、なかなかカードが選べなかったり、選んだとしても「本当にこれで良かったのかな…」と疑問を感じたりしますよね? 分かります、その気持ち。
そこで今回は、クレジットカードの種類と選び方のコツについて、やさしく解説します。
目次
クレジットカードの種類は「発行会社×ブランド×ランク」だけある
クレジットカードの構造は、実はすごくシンプルです。たくさんの種類が存在しますが、いずれも「発行会社」×「ブランド」×「ランク」の3つの組み合わせで成り立っています。

「違いがよく分からない…」とお悩みの方は、この3つがごちゃ混ぜになっていることが多いです。というわけで、まずは「発行会社」「ブランド」「ランク」それぞれの役割と違いについて、やさしく解説いたします。
1.利用者サービスを提供するのが「発行会社」

「発行会社」とは、クレジットカードを発行したり、利用明細書を郵送したり、ポイント還元や利用者特典を提供したり、いわゆる利用者サービスを提供する会社のことです。
金融機関だけでなく、小売業や通信業など様々な業種が発行会社になっており、たとえばイオンが発行する「イオンカード」を使うとイオンでのお買い物がお得になる、ドコモが発行する「dカード」を使うとケータイ料金がお得になるなど、各社が強みを生かしたオリジナルの利用者特典を提供しています。
2.決済システムを提供するのが「ブランド」

発行会社が発行したクレジットカードを、世界中のどのお店でも使えるようにするのが「ブランド」の役割です。
どの発行会社のカードだろうと、ブランドが提供する決済システムを使わないと決済することはできません。どのメーカーのスマホだろうと、ドコモ/au/ソフトバンク等の通信網を使わないと通話できないのと同じようなものです。
VISA、Mastercard、JCB、AMERICAN EXPRESS、Diners Clubが有名で、この5社を指して「5大国際ブランド」と呼びます。あなたの知っている名前も、きっとありますよね?
3.利用者ステータスを提供するのが「ランク」

「一般カード」「ゴールドカード」「プラチナカード」「ブラックカード」の順にランク分けされるのが一般的で、ランクが上がれば上がるほど入会審査の基準(年収や職業など)が厳しくなり、年会費も上がります※。
その分、所有者は「信頼できる人物」と見なされるので、利用限度額が上がったり、発行会社が提供する利用者特典が手厚くなったり、いわゆるステータスを得ることができます。
※年会費は一般0円~1万5400円、ゴールド1986円~4万7300円、プラチナ3300円~14万3000円、ブラック3万3000円~38万5000円、いずれもたあんと編集部が約500枚を調査した結果。
クレジットカード賢い選び方のコツ
ここまで、「発行会社」「ブランド」「ランク」それぞれの役割と違いについて解説しました。クレジットカードは基本この3つの組み合わせで成り立っているので、たとえばドコモのカードだけで4種類も存在することになります。


このへんがクレジットカードの種類を分かりにくくしている要因ですが、ここまでお読みいただいたあなたは、もうバッチリですよね。ここからはさらに一歩踏み込んで、賢いクレジットカードの選び方を学んでいきましょう。コツはやはり、「発行会社」「ブランド」「ランク」に分けて考える、です。
1.自分にとってメリットのある「発行会社」を選ぶべし
どのクレジットカードを作るかを選ぶ際、最初に検討すべきは「発行会社」です。なぜなら、ポイント還元や利用者特典の提供など、私たちカード利用者が受けるサービスの内容は、発行会社によって異なるからです。
発行会社 | こんなサービスがある |
---|---|
三井住友 カード (銀行系) |
・利用額の0.5%ポイント還元 ・ATM手数料が無料になる |
イオン (小売系) |
・利用額の0.5%ポイント還元 ・系列店で毎月20日、30日はお買い物5%OFF |
ドコモ (通信系) |
・利用額の1.0%ポイント還元 ・ドコモのケータイ料金支払いなら10%ポイント還元(ゴールドカードのみ) |
ANA (航空系) |
・利用額の0.5%ポイント還元 ・ANAマイルがお得に貯まる |
ENEOS (燃料系) |
・利用額の0.6%ポイント還元 ・ガソリン、軽油で割引きが受けられる |
※2020年10月29日時点
上表は、発行会社が提供するサービス内容の一例です。発行会社によって、内容が全然違うことが分かりますよね? せっかくクレジットカードを作るのであれば、もちろん自分にとってメリットがある発行会社を選ぶべきです。

たとえば、イオン系列のお店でよく買い物をする人ならイオンカード、よく車を利用する人ならENEOSカードといった選択はとても有効ですね。決まったお店で買い物することが少ない人なら、クレジットカードご利用額に応じてもらえるポイント還元率にこだわって選ぶのもよいでしょう。
ここに挙げたのはほんの一例で、発行会社は数多あります。ご自身の生活スタイルを考慮して、もっともメリットが得られる発行会社を見つけることが、賢いクレジットカード選びの第一歩です。
2.どこでも使える「ブランド」を選ぶべし

次に「ブランド」を決めましょう。
ブランドの役割は、クレジットカードで支払いするための決済システムを提供することです。となれば当然、できるだけ使えるお店が多いブランドが良いですよね?
下表は5大国際ブランドが公表している「使える国」「使えるお店」のデータです。どのブランドも守備範囲が広いのですが、中でもVISAとMastercardは群を抜いています。初めてのクレジットカードなら、この二択から選んで間違いはないでしょう。
ブランド | 使える国 | 使えるお店 |
---|---|---|
VISA | 200カ国以上 | 5200万店以上 |
Mastercard | 200カ国以上 | 5200万店以上 |
JCB | 20カ国以上 | 3300万店以上 |
American Express | 180カ国以上 | 3200万店以上 |
Diners Club | 20カ国以上 | 2300万店以上 |
※2020年10月29日時点
3.無用な「ランク」アップは避けるべし

最後にカード「ランク」を決めましょう。
ランクアップによるステータスは魅力ですが、前述のとおり年会費が余計にかかってしまいます。ランクを決める際は、コストに見合った恩恵を受けられるかが大切です。
ドコモが発行するdカードの「一般」「ゴールド」比較
一般カード | ゴールドカード | |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 1万円(税抜) |
ご利用額による ポイント還元 |
1ポイント/ 100円(税込) |
1ポイント/ 100円(税込) |
ドコモのケータイ/ 「ドコモ光」ご利用料金のポイント還元 |
10ポイント/ 1000円(税抜) |
100ポイント/ 1000円(税抜) |
dカードケータイ補償 | ご購入後1年間 最大1万円 |
ご購入後3年間 最大10万円 |
お買い物あんしん保険 | 年間100万円まで | 年間300万円まで |
海外旅行 保険 |
なし | 最大1億円 |
国内旅行 保険 |
なし | 最大5000万円 |
空港 ラウンジ |
なし | 国内・ハワイの主要空港でラウンジを無料でご利用になれます。 |
dカード GOLD 年間ご利用額 特典 |
なし | あり 前年の年間ご利用額累計が、 ・100万円(税込)以上=1万1000円相当の特典 ・200万円(税込)以上=2万2000円相当の特典 |
※2020年10月29日時点
上表はドコモが発行するdカードの「一般カード」「ゴールドカード」を対比したものです。年会費は一般カード無料に対して、ゴールドカードは1万円もかかります。その分、特典が手厚くなっていますが、
- ドコモのケータイ&ドコモ光の料金で、年間11万2000円未満しか使わない
- 旅行はほとんど行かない、空港ラウンジも使わない
- 年間100万円もクレジットカード決済を使わない
という方にとってはメリットがありません。逆に、「どれも使う」という方にとっては、年会費1万円を払っても惜しくないだけの恩恵を受けることができます。
このように条件をしっかり比較して、自分にとって得になるランクアップか否か、シビアに判断してください。
クレジットカードの種類・選び方のまとめ
ここまで、クレジットカードの種類と選び方について解説してきました。「発行会社」「ブランド」「ランク」それぞれの役割と違いを理解することで、どんなクレジットカードを選べばよいのか、より明確になったのではないでしょうか?
ここで改めて、クレジットカードの種類と選び方のコツの要点をまとめます。
クレジットカードの種類
- クレジットカードの種類は「発行会社×ブランド×ランク」の数だけある
- 利用者サービスを提供するのが「発行会社」
- 決済システムを提供するのが「ブランド」
- 利用者ステータスを提供するのが「ランク」
クレジットカードの選び方
- 「発行会社・ブランド・ランク」ごとに考えるのがコツ
- 自分にとってメリットのある「発行会社」を選ぶべし
- どこでも使える「ブランド」を選ぶべし
- 無用な「ランク」アップは避けるべし
あなたもこの記事を参考に、自分にピッタリの一枚を選んでみてください。
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