※掲載内容を最新情報にアップデートしました(2021/7/6)
証券口座をどこで作るかで悩んでいる人の中には、「マネックス証券」を候補にしている人も多いでしょう。そこで本記事では「マネックス証券」でできること、できないこと、「マネックス証券」で口座開設するメリット等、詳細情報をまとめました。
マネックス証券でできること
マネックス証券でできることは以下の通りです。詳しく見ていきましょう。
- 国内株(現物取引)
- 国内株(信用取引)
- 国内ETF/ETN/REIT
- IPO/PO
- 貸株サービス
- 単元未満株取引
- 外国株式/海外ETF
- 投資信託
- ロボアドバイザー(ラップ)
- 国内債券/外国債券
- 金/銀/プラチナ
- 先物取引/オプション取引
- FX
- CFD
- iDeCo(イデコ)
- 一般NISA
- つみたてNISA
- ジュニアNISA
国内株(現物取引)
マネックス証券では、国内株の現物取引を行うことができます。手数料は以下の通りです。1回の取引金額で手数料が決まる「取引毎手数料コース」、1日の取引金額で決まる「一日定額手数料コース」からお好きなコースを選べます。
1回の取引金額 | |||
---|---|---|---|
~5万円 | ~10万円 | ~20万円 | ~50万円 |
55円 | 99円 | 115円 | 275円 |
~100万円 | ~150万円 | ~3000万円 | 3000万円超 |
535円 | 640円 | 1,013円 | 1,070円 |
1日の取引金額 | |||
---|---|---|---|
~100万円 | ~300万円 | ~600万円 | 以降300万円増えるごとに+2750円 |
550円 | 2750円 | 5500円 |
月間手数料30万円以上で半額相当ポイント還元
「取引毎手数料コース」で月間手数料が30万円以上になった場合、半額の15万円相当をマネックスポイントで還元してくれます。還元されたマネックスポイントは、株式手数料に充当することができます。

日計り取引なら片道手数料をポイント還元
「一日定額手数料コース」で日計り取引をした場合、売買のうち約定金額が少ない方を含めずに一日の手数料を再計算して、差額をマネックスポイントで還元してくれます。還元されたマネックスポイントは、株式手数料に充当することができます。

国内株(信用取引)
マネックス証券では、国内株の信用取引を行うことができます。手数料・金利・貸株料は以下の通りです。なお、マネックス証券の一般信用取引は、返済期限が無期限の「無期限信用」、返済期限15営業日の「短期信用」、返済期限が当日中の「ワンデイ信用」「スペシャル空売り」の4種類あります。
制度信用取引・一般信用取引「無期限」「短期」
手数料 | |||
---|---|---|---|
1回の取引金額 | |||
~10万円 | ~20万円 | ~50万円 | 50万円超 |
99円 | 148円 | 198円 | 385円 |
買方金利/貸株料 | ||
---|---|---|
制度信用 | 一般信用 (無期限) |
一般信用 (短期) |
(買)年2.80% (売)年1.15% |
(買)年3.47% (売)年1.10% |
(買)─ (売)年3.90% |
手数料 | |||
---|---|---|---|
1日の取引金額 | |||
~100万円 | ~300万円 | ~600万円 | 以降300万円増えるごとに+2750円 |
550円 | 2750円 | 5500円 |
買方金利/貸株料 | ||
---|---|---|
制度信用 | 一般信用 (無期限) |
一般信用 (短期) |
(買)年2.80% (売)年1.15% |
(買)年3.47% (売)年1.10% |
(買)─ (売)年3.90% |
一般信用取引「ワンデイ信用」「スぺシャル空売り」
手数料 |
---|
0円 |
買方金利/貸株料 | |||
---|---|---|---|
一般信用 (ワンデイ信用) |
|||
スペシャル空売り | |||
100万円 未満 |
100万円 以上 |
100万円 未満 |
100万円 以上 |
(買)年1.80% (売)年1.80% |
(買)年0.00% (売)年0.00% |
(買)─ (売)年1.80% ※別途スペシャル空売り料 |
(買)─ (売)年0.00% ※別途スペシャル空売り料 |
手数料に応じたポイント還元サービスあり
信用取引でも、現物取引と同じ「手数料ポイント還元サービス」が受けられます(取引毎手数料コース:月間手数料30万円以上で半額相当バック、一日定額手数料コース:日計り取引なら片道手数料バック)。

一般信用取引「ワンデイ信用」なら手数料0円
日計り取引専用の「ワンデイ信用」なら手数料0円で買建売建どちらの取引も行えます。1約定100万円以上なら、買方金利・貸株料も0%と大変お得です。

国内ETF/ETN/REITの取引手数料0円
信用取引なら国内ETF/ETN/REITの取引手数料は0円です。買方金利・貸株料のみのコストでお得に取引きすることができます。

国内ETF/ETN/REIT
マネックス証券では、国内ETF/ETN/REITの取引を行うことができます。現物取引・信用取引どちらも可能です。手数料は以下の通りです。
現物取引手数料
1回の取引金額 | |||
---|---|---|---|
~5万円 | ~10万円 | ~20万円 | ~50万円 |
55円 | 99円 | 115円 | 275円 |
~100万円 | ~150万円 | ~3000万円 | 3000万円超 |
535円 | 640円 | 1,013円 | 1,070円 |
1日の取引金額 | |||
---|---|---|---|
~100万円 | ~300万円 | ~600万円 | 以降300万円増えるごとに+2750円 |
550円 | 2750円 | 5500円 |
信用取引手数料
手数料 |
---|
0円 |
買方金利/貸株料 | ||
---|---|---|
制度信用 | 一般信用 (無期限) |
一般信用 (短期) |
(買)年2.80% (売)年1.15% |
(買)年3.47% (売)年1.10% |
(買)─ (売)年3.90% |
買方金利/貸株料 | |||
---|---|---|---|
一般信用 (ワンデイ信用) |
|||
スペシャル空売り | |||
100万円 未満 |
100万円 以上 |
100万円 未満 |
100万円 以上 |
(買)年1.80% (売)年1.80% |
(買)年0.00% (売)年0.00% |
(買)─ (売)年1.80% ※別途スペシャル空売り料 |
(買)─ (売)年0.00% ※別途スペシャル空売り料 |
信用取引なら手数料0円
信用取引なら国内ETF/ETN/REITの取引手数料は0円です。買方金利・貸株料のみのコストでお得に取引きすることができます。

新規公開株式(IPO)/公募増資・売出(PO)
マネックス証券は、新規公開株式(IPO)/公募増資・売出(PO)に対応しています。
新規公開株式(IPO)取り扱いが多い
新規公開株式(IPO)は銘柄ごとに取扱のある証券会社でないと買うことができません。2020年の全IPO社数93社のうちマネックス証券の取扱数は50社。取り扱いが多いので、IPO狙いなら必ず押さえておきたい証券会社です。

100%完全平等抽選で誰にも当選チャンスがある
証券会社によっては資金力のある人が有利になる抽選方式をとっているところもありますが、マネックス証券のIPOはコンピュータによる完全平等抽選です。誰でも平等に当選チャンスがあります。

貸株サービス
マネックス証券は、貸株サービスに対応しています。
保有株を貸し出すことで金利がもらえる
貸株サービスを使って保有株をマネックス証券に貸し出すと、銘柄ごとに設定された金利(年率0.1%~)がもらえます。中には年率10%超の銘柄も。長期保有中の株で効率よく収入を得ることができます。

信用取引の余力に活用しながら貸株することもできる
マネックス証券なら、代用有価証券として信用取引の余力に使っている株を貸し出して、貸株金利をもらうこともできます。
単元未満株取引
マネックス証券では、単元未満株の取引を行うことができます(サービス名:ワン株)。取引手数料は買付時0円、売却時は約定金額の0.55%(最低手数料52円)です。
単元未満株の取引コストが安い
単元未満株取引に掛かる手数料は、買付手数料が完全無料、売却手数料は約定金額の0.55%(最低手数料52円)です。これは同様のサービスを提供する他の証券会社と比べても最安水準です。

単元未満で取引できる銘柄数が多い
単元未満株の取扱銘柄が多いのも特徴のひとつです。基本、東証1部/2部/マザーズ/JASDAQ、名証1部/2部/セントレックスに上場している銘柄の売買が可能となっています(福証、札証は売却のみ可)。

外国株式/海外ETF
マネックス証券では、外国株式/海外ETFの取引を行うことができます。
米国株・中国株の取扱銘柄が充実
マネックス証券の米国株取り扱いは約4000銘柄、中国株は約2500銘柄。これは他社と比べてもかなり充実しています。手数料も最安水準なので、米国株・中国株を始めるなら押さえておきたい証券会社です。
取扱国 | 取扱銘柄数 | 手数料 |
---|---|---|
米国株式/ETF | 約4000 | 約定代金の0.495% 最低手数料:0ドル 上限手数料:22ドル |
中国株式/ETF/REIT | 約2500 | 約定代金の0.275% 最低手数料:49.5香港ドル 上限手数料:495香港ドル |
投資信託
マネックス証券では、投資信託の取引を行うことができます。
約1200本の取扱銘柄はすべてノーロード
マネックス証券の投資信託ラインナップは約1200本と充実しています(2021年7月現在)。また、すべての銘柄が購入手数料無料(ノーロード)なので、購入手数料有りの証券会社や銀行よりお得に購入することができます。

毎月100円からの少額積立もOK
マネックス証券なら毎月100円から積立可能なので、「勉強を兼ねて少額から試したい」という初心者の方も手軽に始めることができます。

保有残高に応じてマネックスポイント還元
投資信託の保有残高に応じたマネックスポイント還元を受けることができます(最大0.08%年率)。貯まったマネックスポイントは、株式手数料充当や他ポイント交換など、さまざまな用途があります。

ロボアドバイザー(ラップ)
マネックス証券には「ON COMPASS」という銘柄選びから売買管理まですべてをお任せできるサービスがあります。
あなたにあった銘柄を選んで自動で売買してくれる
「ON COMPASS」は簡単な質問に答えるだけで、その人にあった銘柄(投資信託)を選んで、しかも自動で売買を行ってくれます。難しいことはすべてお任せできるので、投資初心者の方には非常に嬉しいサービスですね。

1000円からスタートできて手数料も良心的
「ON COMPASS」は1000円からスタート可能(契約期間は最低1年)。取引手数料も運用試算残高の1.0075%程度(年率)と、同種のサービスと比べて良心的な設定です。

国内債券/外国債券
マネックス証券では、国内債券・外国債券の取引を行うことができます。
いろいろなタイプの債券商品をラインナップ
日本国が発行する安心の「個人向け国債」、利回りが魅力な「外国債券」など、いろいろなタイプの債券を取り扱っています。

金/銀/プラチナ
マネックス証券では、金・銀・プラチナの取引を行うことができます。
金・銀・プラチナが1000円から購入可能
金・銀・プラチナいずれも1000円以上1000円単位で購入可能です。スポット購入、積立購入どちらも1000円から可能なので、少額から試したい人にピッタリです。

業界最安レベルの取引手数料
金・銀・プラチナいずれも、年会費・保管料は完全無料。取引手数料も業界最安水準です。他社と比べてお得に金・銀・プラチナ投資を行うことができます。
購入時 | 買付代金の1.65% |
---|---|
売却時 | 0円 |
先物取引/オプション取引
マネックス証券では、先物取引・オプション取引を行うことができます。
人気の「日経225先物」が最安水準の手数料で取引できる
マネックス証券では「日経225先物」「日経225先物ミニ」「JPX日経400先物」「日経225オプション」の取引を行うことができます。手数料も最安水準です。
取扱銘柄 | 手数料 |
---|---|
日経225先物 | 275円/枚 |
日経225先物ミニ | 38円/枚 |
JPX日経400先物 | 55円/枚 |
日経225オプション (Weeklyオプション含む) |
売買代金の0.198% (最低手数料198円) |
FX
マネックス証券では、FX取引を行うことができます。
豊富な通貨ペア&取引コストが安い
マネックス証券のFXは全16通貨ペアを取り扱っています。取引手数料が完全無料で、主要な通貨ペアのスプレッドも業界トップクラスです。
主要通貨ペア | 取引単位 |
---|---|
米ドル/円 | 0.2銭 |
ユーロ/円 | 0.5銭 |
ポンド/円 | 1.3銭 |
豪ドル/円 | 0.6銭 |
CFD
マネックス証券では、CFDの取引を行うことができます。
ビットコイン/円のCFD取引が可能
「ビットコイン/円」「リップル/円」「イーサリアム/円」などの暗号資産を原資産とするCFD取引ができます。レバレッジは最大2倍です。なお、暗号資産CFDを取り扱う証券会社は、調べる限りでマネックス証券のみです(2021年7月現在)。

iDeCo(イデコ)
マネックス証券は、iDeCo(イデコ)に対応しています。
毎月の口座管理手数料が最安
マネックス証券のiDeCo口座管理手数料は業界最安の171円。コストを最低限に抑えてiDeCoをやりたい人におすすめの金融機関です。

商品ラインナップが優秀
マネックス証券のiDeCoは、1本で全世界の株式に投資できるタイプや、8資産(国内株式・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券・新興国債券・国内リート・先進国リート)に均等投資できるバランスタイプなど、分散投資に便利な商品が揃っています。コスト(信託報酬)の安さも申し分ありません。

無料ポートフォリオ診断ができる
投資ツールの使いやすさに定評のあるマネックス証券ですが、iDeCoでもロボアドバイザーによる無料ポートフォリオ診断を用意しています。年齢・投資経験・リスク許容度など簡単な質問に答えるだけで、どの商品にどんな配分で積み立てればいいかを判定してくれます。ちなみに、iDeCoでこの手のサービス提供があるのはマネックス証券だけです。

一般NISA
マネックス証券は、一般NISAに対応しています。
一般NISA口座で取引できる商品が豊富
マネックス証券の一般NISA口座は、国内株式/ETF/ETN/REIT(単元未満株含む)、投資信託、外国株式/ETFの取引が可能です。非課税制度の恩恵を受けながら、様々な商品を運用することができます。

一般NISA口座なら取引手数料がお得
マネックス証券の一般NISA口座は、国内株式/ETF/ETN/REITの売買手数料が完全無料(単元未満株は買付手数料のみ無料)。外国株式/ETFも買付手数料を全額キャッシュバック。これは大変お得です。

つみたてNISA
マネックス証券は、つみたてNISAに対応しています。
つみたてNISA取扱商品が充実
マネックス証券のつみたてNISA商品ラインナップは充実の約150本。金融庁の認定商品の多くを取り扱っているので、銘柄選びで困ることはありません。

毎月100円からの少額積立もOK!毎日積立も可能!
マネックス証券のつみたてNISAは100円から積立できるので、少額から試してみたいという初心者の方にもおすすめです。積立頻度は「毎月」「毎日」の2パターンからお好きな方を選べます。

保有残高に応じてマネックスポイント還元
つみたてNISA口座でも投資信託の保有残高に応じたマネックスポイント還元を受けることができます(最大0.08%年率)。貯まったマネックスポイントは、株式手数料充当や他ポイント交換など、さまざまな用途があります。

関連情報
ジュニアNISA
マネックス証券は、ジュニアNISAに対応しています。
ジュニアNISA口座でもワン株が買える
マネックス証券のジュニアNISA口座は、国内株式/ETF/ETN/REIT(単元未満株含む)、投資信託の取引が可能です。非課税制度の恩恵を受けながら、ワン株(単元未満株)を運用することができます。

ジュニアNISA口座なら取引手数料がお得
マネックス証券のジュニアNISA口座は、国内株式/ETF/ETN/REITの取引手数料が完全無料(単元未満株は買付手数料のみ無料)。これは大変お得です。

マネックス証券でできないこと
マネックス証券では以下の金融商品・取引は取り扱いがありません。これらの金融商品・取引をご希望の方は、取り扱いのある他の証券会社にも口座を持った方がよいでしょう。
取り扱いのない金融商品・取引
- ポイント投資
- 夜間取引
- eワラント
- バイナリーオプション
- 暗号資産(仮想通貨)
マネックス証券で口座開設するメリット
ここまでマネックス証券でできること・できないことを解説しました。おしまいにマネックス証券で口座開設することのメリットをまとめます。
マネックス証券で口座開設するメリット
- 口座開設・維持のコストは一切不要(iDeCo口座は別)
- 国内株式/ETF/ETN/REIT手数料ポイント還元サービスあり(現物・信用どちらも)
- 信用取引なら国内ETF/ETN/REITの取引手数料0円
- IPOの取扱銘柄が多い(2020年は全93社中50社の取扱実績)
- IPO抽選方式が100%完全平等抽選(資金力による有利不利なし)
- 貸株サービスあり(信用取引の余力に活用しながら貸株も可)
- 単元未満株の取引手数料が業界最安水準&取引可能銘柄が多い
- 米国株・中国株の取扱銘柄が充実&取引手数料も最安水準
- 投資信託の取扱銘柄約1200本すべてノーロード
- 投資信託は毎月100円から積立可能&毎日積立も選べる(一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAでも可)
- 投資信託の保有残高に応じてポイント還元サービスあり(一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAでの保有も対象)
- ラップサービス「ON COMPASS」が1000円から利用可能&手数料も良心的
- 「国内債券/外国債券」「金/銀/プラチナ」「先物取引/オプション取引」「FX」「CFD」など金融商品の品揃えが充実
- iDeCoの口座管理手数料が業界最安&商品ラインナップも優秀
- 一般NISA口座の国内株式/ETF/ETN/REITの売買手数料0円&外国株式/ETFの買付手数料全額キャッシュバック
- つみたてNISAの取扱商品が充実している
- ジュニアNISA口座の国内株式/ETF/ETN/REITの売買手数料0円
ごらんの通り、マネックス証券で口座を開設することはメリットが多いです。特に米国株・中国株の取扱銘柄の多さは群を抜いています。個別銘柄に関する情報ツールも充実しているので、米国株・中国株への投資をお考えの方にはおすすめの証券会社です。
「ビットコイン/円」「リップル/円」「イーサリアム/円」などの暗号資産相場に投資できる商品(暗号資産CFD)の取り扱いもマネックス証券のウリでしょう。調べる限り、証券口座で暗号資産相場に投資できる商品を取り扱うのは、マネックス証券とSBI証券(ビットコインeワラント)のみです。
取引ツールの使いやすさや、提供される投資情報などが気になる方もいると思いますが、これらは「相性」がモノを言う部分です。SBI証券のサービス内容に興味がある方は、実際に口座を開設して、ご自身で触れてみることをおすすめします。
